「カネシゲファーム」は「実践農場」です。
だから給料はありません。
研修生も教える農民も自分の作物は自分で売り、自分で稼ぐ。
売り上げは将来地域に帰る際の農業資金として貯蓄する。
農場運営に必要な経費は養豚と堆肥生産から捻出。
研修生は家畜の繁殖から野菜生産・堆肥つくり・
マーケッティングの開拓など一通り(1年間)経験
してから次の後輩グループに引き継ぎ、貯めた資金と
自分たちが繁殖させた子豚・堆肥生産方式を持って地域に帰る。
研修生の手作り豚舎です。
養殖池です。
現在、都市のサービス業で一日300ペソ、約300円です。
農村の労働では250ペソ。
都市の家族5人の生活費・教育費は最低一カ月
2万ペソ以上は必要です。家族総出で働かなければいけません。
一方、海外就労者はフィリッピンの人口9400万人の10%。
900万人に達し、2009年の送金額は173億ドル。
約、1兆7300万円、GDPの約10%を占めます。
でも子供が圧倒的に多いし、元気な笑顔です。
夕方の帰宅の時間・・元気な若者です。